Duolingo(デュオリンゴ)というアプリをご存じでしょうか?
外国語がゲーム感覚で学べるアプリとして人気があります。
私はこのDuolingoの韓国語コースを修了しました。
その時点で自分がどれくらい韓国語を理解できているのか客観的に把握したくなり、韓国語能力試験(TOPIK初級)を受験しました。
私が受験したのは2024年4月14日の【第93回】です。
試験の結果発表は2024年5月30日15時ですので、今現在まだ合否は不明です(合否はわかり次第追記します)。
が、試験を終えてみて手ごたえを感じています。
よほどなにか勘違いをやらかしていなければ、合格点に届いているのではないかと思います。
6月2日追記:2級に合格しました。
このようにデュオリンゴで独学した私でも合格に手が届きそうになっていますが、デュオリンゴだけしていきなり試験を受けたら合格は難しいと感じます。
この記事は、申込をした1月から試験当日までの3か月間に私がした受験対策(主に過去問)や感じたことなどを2回に分けてまとめたうちの前編です。
より詳しく対策をまとめた記事(後編)はこちら
デュオリンゴ韓国語ををやっている方で、TOPIK初級の2級に合格したい方の参考になると嬉しいです。
私の韓国語学習歴
K‐POPにはまり、推しの言っていることを少しでも理解したくて韓国語を学ぼうと思い立ちましたが、お金をかけて先生に習うのではなく独学で無料でやりたいと思いました。
デュオリンゴに出会う
そんなときにデュオリンゴという、フクロウのキャラクターで有名な無料語学学習アプリを知り、やってみることにしました。
2021年5月にデュオリンゴ韓国語を始め、2024年4月現在に至るまでほぼ毎日やっています。
デュオリンゴにはセクション1から5まであり、各セクションにユニットが複数個あり、各ユニットの中に10個以上の単元があります。
セクション5に至るともう新しい内容は出てこず、終了となりました。(毎日復習はできます)
以下はセクション1です。
長くなるので2~4のセクションは省略しますが、すべて終えています。
こんな調子でセクション4まで終えるとセクション5になります。
こうなると同じところをぐるぐる回って復習するだけになり、実質終了です。
デュオリンゴ以外での勉強
・「できちゃった韓国語」
無料のアプリ。途中でやらなくなってしまいました。
YouTubeと連動していて面白い先生がわかりやすく解説をして教えてくれるのですが、ゲーム感覚で一日15分程度気軽にできるデュオリンゴのほうに手が伸びてしまい…
・韓国語入門講座
デュオリンゴを終えようとしている頃、住んでいる自治体の市民講座を見つけ、格安だったこともあり受けてみました。
月2回5ヵ月間、ハングルの基本や日常で使う単語、簡単な挨拶や今の韓国の生活の様子などを学びましたが、(韓国事情を除いては)その内容はすでにデュオリンゴですべて学んでいたものでした。
ですので基本デュオリンゴだけで培った力で挑んだといえます。
受験対策①単語帳の導入
デュオリンゴによると韓国語コースは「700個以上の単語やフレーズ」が出てくるとありますが、私は全部は覚えられていません。
TOPIK合格には800語の単語を覚えることが推奨されているので、さらに足りません。
デュオリンゴを毎日続けるとともに、単語力を強化しないといけません。
そこで、TOPIKⅠ合格者である家族に、使い終わった単語帳をもらい受け、最初から覚えていきました。
この本はよく出る単語順にA300語、B300語、C200語とまとまっているので、AとBを優先的に覚えることにしました。(最初は800語全部覚える気だったのですが、途中から間に合わないと思い…)
Cの単語は見たことがないものがほとんどでしたが、逆にABの単語はデュオリンゴによく出てきたなじみのある単語も多く安心しました。
ただ、この本に限らずだと思いますが、基本、単語が原型で載っています(~다で終わる)。
デュオリンゴでは原形はほとんど目にしないので、いつも文章で使っている単語を原型で見たときにわからなかったということが結構ありました。
こういうことろは乗り越えていかないと、と思いました。
受験対策②過去問をやる
3月になってから初めて過去問をやってみました。結果、パニックに…。
すでに合格した家族に解説をしてもらいながらやったのにも関わらず。
過去問は6回分を掲載してくれているサイトで行いました。
このサイトで過去問を6回分掲載してくれていて、スマホで模試のように受けることができます。
採点もやってくれ点数が出ます。答えと解説も載っています。
制限時間が来ると強制終了するので時間を測らなくても大丈夫で、気軽に受験できるのでお勧めです。
一回目はパニックに
TOPIKでは問題もすべて韓国語で出されるのは知っていましたが、最初から何を言っているかわからず、あせってしまい、聞き取ろうとしても韓国語が耳に入ってきませんでした。
途中ピンポン、というチャイムの音も聞こえ、今何をやっているのか、どうすればいいのかわからずさらに焦りまくりでした。
家族に、今どこをやっているのかを教えてもらってやっと韓国語が頭に届き始め、問題に答え始めることができました。
最初は基本的な問題で簡単だったので落ち着きを取り戻し先に進みましたが、最後は時間切れになりそうだったので適当にマークして終了しました。
結果は76点で一応2級合格点でしたが(1級は40点以上、2級は70点以上で合格)、家族の助けと最後のほうで適当にマークした分でまぐれで当たったものがあったので、それを差し引いたら合格点に達していなかったでしょう。
それどころかパニクッたまま最後まで行ってしまい、すべて適当にマークしてしまった可能性もあります。
これにより試験を受けるには過去問対策が必須だと痛感しました。
同様に読解試験もやってみましたが、やはり時間がぜんぜん足りず問題を7,8問ほどできませんでした。
とりあえずわかったこと
・1級は合格できる。2級は頑張ればできそう。
・問題文が詠まれるスピードは、デュオリンゴより確実にゆっくり
・問題の出し方にはパターンがある
・デュオリンゴではなじみのない文体で出される問題がほとんど
・引っ越し(이사)は出てきがち
詳しく説明します。
1級はほぼ間違いなく合格できると思います。
最初のほうはわからない単語はなかったです。
発音はデュオリンゴよりゆっくりはっきりしているので、落ち着いて聞けば聞き取れます(聞き取れないものは知らないか覚えてない単語)。
そして年度を変えて何度かやってみると試験の流れがわかります。
例えば、
・問題の前に例がある
・問題文は二回読まれる
・絵を見て答えるパターン、看板を読むパターン、Emailをみて答えるパターンなどがある
・最初は一問一答だが最後のほうの問題は一つの文を聞いて二つの質問に答える
などです。
この基本的な流れをあらかじめわかっておくことは焦らないためにとても重要です。
そしてリスニングと読解両方に共通することですが、デュオリンゴでは基本YO体と呼ばれる文体(요で終わる)でレッスンが進みますが、試験ではニダ体(입니다で終わる)が使われます。
これがデュオリンゴ学習者にはなじみがなく、混乱します。
動詞の語尾が変わってしまいがちで(詳しくは知らない。知っている単語でも一見気づかないこともあり、注意が必要です。
*デュオリンゴでは何の解説もなくレッスンが進んでいくので、感覚的にしか理解できておらず、文法的なことの説明がちゃんとできずにすみません。
最後に、過去問では、引っ越しに関する話が高確率で出てきました。
理由はわかりません。
本番でも出ました!
だから何?といわれればそれまでなのですが。
最後に、過去問はやりっぱなしにせずちゃんと復習して、わからなかった単語は覚えます。
わからなくて苦戦した単語は、その記憶があるため覚えやすく忘れにくくなります。
単語帳とにらめっこしているより効率的なので、過去問でわからない言葉に出会ったらかえってラッキーです。
私も、単語帳でどうしても覚えられなかった単語が過去問で出て、あとで答えを見てその一瞬で覚えられました。
また、どうしても覚えられなかった単語なのに、過去問で文章の中でそれが出てきたとたん、不思議とすんなり意味がわかることもあります。
文章の中でみると、前後の文脈が助けとなって記憶を呼び覚ましやすくなるのでしょうか。
このように過去問を最大限利用して損はありません。
まとめ
デュオリンゴ韓国語コースをコンプリートして、韓国語能力試験TOPIK初級を受験した私がやった受験対策と、過去問をやっていく中でわかったことを簡単にまとめました。
デュオリンゴは引き続き続けていましたが、あらたに単語帳と過去問で受験対策をしました。
過去問をやっていく中でわかったコツの詳細は続きの記事でまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。