日本から韓国に荷物を送る記録の2回目です。
前回、国際小包航空便で荷物を送ることを決め、かかる料金と日数、重量の制限などを確認し、段ボール箱をもらってきました。
前回の記事はこちら
今回は荷物を詰め込むところからです。
荷物を一つ一つはかりに乗せて計り、送り状に記入するのですが、この送り状、どう書いたらいいのかよくわかりませんでした。
相手の住所や自分の住所、内容品も英語で書かないとだし、内容品単価って?原産国は?などその都度調べて書いたので、結構時間がかかりました。
参考になれば幸いです。
韓国あての国際小包のラベルは電子データで作成しないとだめ?
韓国へ送る荷物の内容を電子データで送らないと遅延や返送のリスクが高まるとされており、勧告の税関の判断により返送された荷物の郵便料金は返還されないので、ラベルは電子データで送った方が確実です。
送るデータは以下の情報です。
- 差出人名、住所
- 受取人名、住所
- 内容品名
- 総重量
- 郵便物番号(お問い合わせ番号)
- その他入力した情報
対象となる国際郵便物はEMS(物品)、国際小包、小形包装物、国際eパケットおよび国際eパケットライトです。
韓国の関税法が改正されたことにより、2022年7月1日(金)から韓国による通関電子データの要求が強化されます。このため、韓国宛ての通関電子データの送信がない、またはその内容が不十分・不正確な国際郵便物(※1)は遅延または返送のリスクが高まります。
なお、遅延または返送された場合は、名宛て国税関の判断によるものであるため、郵便料金は返還しません(※2)通関電子データを送信するため、ぜひ国際郵便マイページサービスのご利用をお願いいたします。
インボイスとは、物品を送るときに税関への申告、検査などで必要となる書類です。
相手国での輸入通関をする際に必要となりますので正確に記載することが求められます。
荷物に貼り付けるラベルは「国際郵便マイページサービス」から会員登録をして作成します。
入力した情報が通関電子データとして名宛国へ送信されます。
ラベルを作成するときは国際郵便マイページサービス パソコン版の使い方に詳しく載っていますので参考にしてください。
韓国へ荷物を送るときの国際小包のラベル(送り状)の書き方
自分の住所、相手の住所とも英語表記です。
自分の住所の書き方
- #のあとに部屋番号 アパート・マンション名
- 町村名 番地
- 市区
- 都道府県(郵便番号)
- 国
の順に書けば大丈夫です(#はなくても平気)。
例:東京都千代田区麹町1丁目99-2 しあわせアパート303号室 の場合
#303 Shiawase-apartment
1-99-2 Koujimachi,Chiyoda-ku,Tokyo(郵便番号を入れるときはここに書く)
JAPAN
でOKです。
固有名詞の最初の文字を大文字で書くとわかりやすいと思います。
一列で書くときにはカンマで区切ります。
この住所が使われるのは何らかの不備があり韓国から返送されるときです。
そうなった場合、とにかく日本にまで届いてくれればあとは日本語がわかる人が読み取ってくれるので、Japanを絶対に忘れないようにすれば多少間違えていても何とかなると思います。
相手の住所の書き方
私は子どもが寮の管理人さんに聞いてラインで送ってくれた英語表記の住所を、そのまま書きました。
内容品の英語表記の実例
次にわかりにくいと思うのは内容品の書き方だと思いますので、実例を載せます。
実際に送った品物と、実際に書いたその荷物の英語表記と、重さです。
一つ一つ(同じものはまとめてOK)の品物の重さは台所で使っている小麦粉などを計るはかりを使いました。
計ったらどこかにメモしておきます(あとで重さを調整するとき役立ちます)。
私は品物の外袋・外箱に油性ペンで直接書き、直接書けないものは段ボールの箱の蓋にメモしました。
品物 | 英語表記 | 数量 |
重さ(g) |
ヒートテック下着 | Underwear | 2 | 309 |
トレーナー | Sweatshirts | 2 | 800 |
シャツ | Shirts | 1 | 233 |
ズボン | Pants | 1 | 376 |
ダウン | Jackets | 1 | 624 |
マフラー | Mafflers | 1 | 194 |
帽子 | Hats | 1 | 77 |
バッグ | Bags | 2 | 373 |
コンタクトレンズ | Contact Lens | 2 | 313 |
マスク(箱) | Masks | 3 | 480 |
生理用品 | Sanitary Napkins | 3 | 443 |
本 | Photo Books | 3 | 1,151 |
オペラグラス | Opera Glasses | 1 | 434 |
ペンライト | Penlight | 1 | 557 |
ぬいぐるみ | Stuffed Dolls | 1 | 65 |
パックご飯 | Instant Foods | 2 | 375 |
カップヌードル | Instant Noodles | 3 | 217 |
即席みそ汁セット | Instant Miso Soups | 2 | 359 |
インスタントスープ | Instant Soup | 1 | 62 |
カントリーマアム(クッキー) | Cookies | 4 | 681 |
あめ | Candies | 1 | 86 |
ふりかけ・じゃがりこ(スナック菓子) | Snaks | 3 | 201 |
インスタントココアパック | Instant Cocoa | 1 | 609 |
合計 | 9,019 |
子供が夏に韓国に渡った後、初めての荷物送りです。
渡韓時のトランクに入りきらなかった荷物を中心に、新たに要望を聞いてリストを作りました。
10月初旬には、すでにけっこう寒い日もあると言っていたので、本格的な冬物の衣類を送ることはマストでした。
次に優先的に入れた物はリクエストされたもので、ワンデイタイプのコンタクトレンズ、韓国でライブ参戦をするためのペンライトとオペラグラス、日本のお菓子と簡単に食べられる日本食です。
パックご飯は白米のではなく、タコ飯など、ご飯に味がついていたり炊き込みご飯のようになっていたりしてそれ一つで一食済ませられるようなもので、レンチンできるものを選びました。
子供はいつもは寮の食堂で食べることが多いので、自室で簡単にご飯を済ませたい時用です。
それらを入れても箱に余裕があったので、マスクや生理用品などを詰めました。
マスクは韓国でも買えますが、パックされている枚数が少なくて買う頻度が増えるのが面倒だと言うので、何十枚か入っているものを詰めました。
生理用品は大きさの割に軽く、荷物の隙間に詰めると中身がぐちゃぐちゃになるのを防げて便利なので緩衝材代わりに入れました。
ぬいぐるみは、小さいときからそばにおいている小さめのもので、リクエストされました。
本のうちの1冊は日本にいるときに買った、好きな韓国アーティストの写真集で、その撮影ロケ地巡りをしたいので送ってほしいとリクエストがあったものです。
内容品単価と原産地国の書き方
実際に内容品を登録し、打ち出した画面です。
(後でわかったのですが重量の計算が合っていませんでした。)
読みにくいのですが、この表をご覧ください。
内容品単価(JPY)の書き方
JPY(日本円)と書かれている欄には、「今自分がこの品物に感じている価値」を、「関税のかからない範囲の合計金額内」で書きました。
韓国への荷物にいくらから関税がかかるかは、調べたのですが、1万円とも1万5千円とも書かれていてはっきりとは確認できませんでした。
それで念のために合計金額を1万円までに抑えることにしました。
例えば、持っている衣類や小物は古着なので40円とか10円です。
このあたりは適当です。
お菓子やスープなども、買った値段通りではありません。
原産地国の書き方
原産地国は、日本で買ったものはだいたいJAPANと書きました。
日本で買ったけれど明らかに輸入品だとわかるものは輸入元の国名を書きました。
(今回だとカルディ(輸入食品を多く扱っている店)で買ったココアや、韓国のアイドルグッズであるペンライトと本がそうです。)
服のタグにはもしかしたら「made in China」と書いてあるものもあった可能性が高いですが、いちいち調べることはせず、Japanにしてしまいました。
ところで上の表、今見ると全然計算が合っていません。
パソコンで入力するとき、Tシャツと下着をまとめて「スエット4枚」としたりなど、似ている品物をまとめて入力しましたが、それにしても重さが全然違っているものがあります。
この表の個別の品物の重量を足すと、総重量が9900gに収まっていないのが一目瞭然です。
出した当時は検算などしていなかったです。
しかし無事お咎めなく通りました。
きっと、実際の箱の重さが10㎏を越えていなかったから、細かい部分はチェックされなかったのでしょうね。
ということで、これは悪い見本です。
しかしこれでも無事通りましたので、今回は良しとしましょう。
(皆さんはちゃんと計算してくださいね。)
まとめ
「国際小包のラベル(送り状)の書き方の実例!」と題して、実際に日本から韓国へ送った国際小包のラベルの書き方をまとめました。
細かく見ていくと間違っている送り状になってしまいましたが、今回は無事に韓国へ届きました。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。